ダニング・クルーガーエフェクトに出会った Dunning-Kruger Effect

ダニング・クルーガー効果のグラフである。 Twitterでこのグラフに目が止まり、ここ数年の違和感が説明できるようになった気がするのでメモしておきたい。特にゆとり、さとり世代で増えたと言われる、仕事で伸びない、残念な若者に対して感じていたモヤモヤ…

イチローの引退会見を見て

イチローの引退会見が面白くて、フルバージョンをYouTubeでじっくり見ました。 リアルタイムは起きていられなかったので翌朝ネットで断片を見て、あまりの興味深さに5:00に寝床から起き出して、真面目に見ました。 【全編】イチロー選手が引退会見「後悔…

既視感

20年前に最初に社会人になった会社が、最初は自由な雰囲気だったのに何かの拍子に”無駄なことはやめて効率化をとことん追求しよう”っていう雰囲気になって、、、いや違う。ここがうまく書けないところなんだけど、そうなる前から何度も効率化は叫ばれて改…

今日も仕事はありませんでした

処理したメール8件、本日の実働30分。 今日もたいした仕事はありませんでした。 生意気で組織の在り方に小賢しく意見するから無視されても仕方ない。 でも、本気の無視は辛いです。 でも、辛いって言わないことに決めていて、反撃の時に向けて静かに準備をし…

『人材、嫁ぐ』 11年目の感想

糸井重里さんのコラムで、広告関係者に読み継がれている西武の堤さんとのやり取りを記した『人材、嫁ぐ』というコピーに関するものがある。書かれたのは2008年の4月。 ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム 10年前から時々、誰かのブログやSNSで引用され…

エナジーバンパイアについて考える

日本でエナジーバンパイアという言葉を耳にするようになったのは2010年ごろだったと思います。言い得て妙な表現だなと思いました。自己愛が満たされず、その心の隙間を埋めることを目的に生きているので接する人の元気を奪ってしまう人、定義はそんなと…

ある地方のお寺に心動かされた

二年前、叔父が亡くなった。大変、立派だった人で子供の頃からお世話になった人だったのだが、その話は今日は置いておく。その叔父の法事で行った、小さな村の古刹の話がしたい。 そのお寺に行くのは初めてだった。生家の宗派とも違うし、母の妹の連れ合いの…

ユトリとかサトリの何が扱いにくく感じるのかという問題について

長年、言葉にできずに苦しんでいたテーマについてようやく言葉にできた気がする。でも、ブログに書いてみると意外に言いきれていない気持ちが底の方に残っていることに気付いたりもするので、期待しすぎずに書いてみよう。 ずっと、自分でやってみずに分かっ…

目的地が見えていると奇抜な手も普通に打てる ドワンゴ川上さん恐るべし。

ドワンゴの川上さんのケイクスの連載の初回を、たまたま今日読んだ。 4年前の記事だ。 cakes.mu 川上さんがこの時にCTOを兼ねているという件と、「女子マネ弁当」の2つのテーマに同じくらいの衝撃を受けた。組織の決断というのは、大きい組織だと判断でき…

同僚のえり好み

同僚、特に自分より下の人間の好き嫌いについて、ふと考えました。それは隣の部署に配属された一昨年の新入社員を見て、イライラするから。その前の年の新入社員に対してはそんなこと無かったのに、この違いは何なんだろうな?と考えたのがきっかけでした。 …

登美丘高校ダンス部 振付師akaneさんの番組(セブンルール)を見た

不覚にも見てしまった。大阪府立登美丘高校ダンス部の振り付けを担当するコーチのakaneさんの密着番組。そして不覚にも心動かされてしまった。誰かの頑張りにほだされて自分が何もしてないのに感動するなんて迂闊なヤツのすることだと信じて自分の人生を生き…

東芝について思うこと

多くの家電メーカーの中で、思い入れを語れと言われて一番語れないのが東芝なんですが、そんな私が東芝関連の本を私の読書量の中では比較的大量に読んでいます。(ページ数ベース、ムーちゃん肌感覚による)何故だろう?大鹿さん、大西さん、児玉さんという…

自分で決めたい

ちょっと前に、こんな記事を読んで改めて気付きました。 www.advertimes.com ネットのオススメ機能に甘えて、私たちは少しずつ自分では決められないことが増えているのかもしれません。記事としてはモノの作り手や売り手として、オススメ慣れした若者達に響…

労働はどこに立っているか

その昔は意識することすらなかったが、内田樹さんの『困難な成熟』を読んで「働く」ということについてちょっと考えたのでメモしておきたい。 まず著者の表現そのものでは無いけど、私が読んでイメージした図を残しておきたい。内田さんは労働の対義語を消費…

私がコーン理論と読んでいる考え方

コンセプトを扱う仕事を30代半ばから始めたところ、コンセプトの粒感とか上下関係とかスムーズな流れを体得しているコンセプトネイティブな若者(コンサルタントとかクリエイティブエージェンシー出身の人)と同レベルにコンセプトを扱っていくことに苦労…

90年代の末の営業スタイルを思い出した

その昔、営業という仕事はお客さんと仲良くすればするほど実績を上げることができたそうです。高度成長期〜バブルが過ぎるまでは、その傾向は変わらなかったと言います。96年くらいから潮目が変わり、単純なお客さんとの親密さが必ずしも営業マンの優秀さ…

『修羅の門』というマンガについて

『修羅の門』というマンガがあった。それは私が中学生のときから大学生までの間、愛読したマンガだった。連載誌の月刊少年マガジンを当時の私は、このマンガを読むためだけに購読していたと言っても過言ではない状態で、当時の私は一ヶ月の時の流れを、この…

自分の中にある2種類の愛情

特に男性の皆さん。恋と愛は違うって思ったこと無いですか? 若かりし頃に同年代の女子の恋愛トークではよく語られるテーマだったんですけど、男子とこういう話になったことがないんですよ。恋と愛というラベルを貼ってしまうと、それはそれでちょっと違うの…

戦争について考える

2013年からしばらくの間、仕事で置かれた環境が過酷で、嫌でも毎日のように戦争のことを思い起こさせられました。その時に思いを巡らすのは現代の戦争ではなく、日本が戦った先の大戦で、兵士達はどんなことを思いながら戦ったのだろうか?本当に現実か…

あのころ、外国の町並みやお店がおしゃれに見えた理由

僕の子供時代は80年代。あのころ、テレビや写真で見る外国の町並み、外国のお店、外国のクルマは何を見てもおしゃれでした。特に今日書いておきたいのは、いろいろなおしゃれさの中でも特にお店のおしゃれさがどこから来ているのか?という話です。 実は私…

会社でなく、俺を買ってくれ症候群

今は、お前の会社の製品が買いたいから、お前を呼んでいるが、 お前から買いたいから、お前の会社の製品を使ってやる になったら営業として一人前だ。 駆け出しの営業の頃に、あるお客からこのように言われた言葉です。その人とは、その後も、いろいろとあっ…

ふなとたなごと

家で近所の沼で釣って来た魚やエビを飼っていました。 ふなとたなごとクチボソと。 あとヌマエビ。 まず、ヌマエビがエサとして食べられてしまい、次にクチボソ同士が争いで亡くなりました。うまくやっていた、たなごは繁殖期に入ってメスを取り合い死んでし…

行き場を失いかけた狩猟本能

古来、人間のオスは狩猟を担い、メスは巣である洞穴で家族を守っていたという説を昔はやった本で読んだ。 話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く | アラン ピーズ, バーバラ ピーズ, Allan Pease, Barbara Pease, 藤井 留美 |本 | 通販…

「2番じゃダメなんですか?」に自分ならどう答えたか?

もう随分と昔のことに感じますが、かつて事業仕分けというのが民主党政権下で行われ、某スーパーコンピューターの事業に関して世界一を目指して予算が確保されていた件で「2番じゃダメなんでしょうか?」という質問をされた国会議員の方がいました。その発…

資料の手垢

その昔、とある部署に異動したばかりのこと。異次元からやってきたようなモノの考え方、モノのまとめ方をする同僚と出会いました。彼は小さなコンサルティング会社出身で、その出身会社は聞いたこともない会社でしたが、超大手のクライアントを相手にして、…

ル・マン24時間レース

今年も見ちゃいましたね、ル・マン。 全く疑いもせずにトヨタが勝つだろうと思ってみていました。日本時間の土曜日22時からスタートして、翌朝6時近くまで見て3時間程眠ってしまい、目が覚めるとトヨタがいなかったです。日曜の夜にまた見始めたらポルシ…

規定演技と自由演技に向けた心構え

築地市場の安全性の議論を見ていて、過去に自分が建材の営業担当時代に経験した深刻なクレームのことを思い出しました。詳細は言えないのですが、当時の業界水準に照らして妥当、もしくは少しレベルの高い仕事をして施工・納品したところ、後から「将来の世…

人徳ってなんですかね?

人徳とか徳ってよばれるものの正体って何だろう? そして、あの人(主に上司)には何故それが大事なところで感じられないのだろう? そんなことを真剣に考える日が会社勤めをしていると3〜5年に1回くらい来ませんか?実は今はその時期になってまして、こ…

偏頭痛 ふたたび

偏頭痛が再び襲って来た。しかも夜中だったんだが、不思議なことに痛みで起きた時に頭の中の別の部分が、いま会社で置かれている自分の辛い状況のことを「なんでだろう?、なんでだろう?」ってものすごく淡々と矢継ぎ早に分析し続けていた。まるでその脳の…

帰り道

今日の帰り道、夕日がとてもきれいで、去年までの生活では中々こういう時間に退社できなかったから贅沢なじかんだなぁとシミジミと感じ入ってしまいました。 この会社からの帰り道でこんな夕日を見るのはこれが最後かもしれない、そんな予感を感じながらの帰…