登美丘高校ダンス部 振付師akaneさんの番組(セブンルール)を見た

不覚にも見てしまった。大阪府登美丘高校ダンス部の振り付けを担当するコーチのakaneさんの密着番組。そして不覚にも心動かされてしまった。誰かの頑張りにほだされて自分が何もしてないのに感動するなんて迂闊なヤツのすることだと信じて自分の人生を生きているのだが、今日は完全にやられた。

 

私は自分に挑戦し続ける人を美しいと感じるし、そうでない人生、そうでない時間の過ごし方、そうでない人との交わり、というのは自分の心の棚の中の下の方に置いてしまう。自分がそういう価値観の持ち主だということを改めて突きつけられた気がした。そしてそんな自分を追い込む毎日の息抜きがクッキーだというのも、すごくよく分かる。だってクッキーこそ不器用に突き詰め続けている人だから。人の心を動かすには、人の想像を超えたモノを突きつけないといけない。そのための積み重ねを自分を律して真面目にやり続けて到達することは大人にとっても子供にとっても非常に難しい。でもその素晴らしさを知って、厳しくも励まし支えてくれる人が近くにいたらきっと誰もが自分の壁を越えていけることだろう。それを知っているから青木崇高は本人も知らぬうちに涙を流したのだ。そういう本当の時間が、あの番組にはあって関西テレビ、やるじゃんって思いました。その前に登美丘高校の諸君がすごいんだけどね。

 

きっと登美丘高校ダンス部の子達は本当に部活が楽しいだろうし本当にヨソでは学べないことを身をもって学んでいると思う。宗教や思想団体じゃなしに、ああいう場所って作るのは本当に難しい。だから本当に彼女達は貴重な体験をしていると思う。でもできれば自分の身の回りの若い子達には味あわせてやりたいと思ったよ。あと、彼女達を社会で受け入れる大人達は彼女達のまっすぐ頑張る気持ちを受け止められないならせめて邪魔しないであげてほしいし、できれば受け止める姿勢だけでも魅せて挙げてほしい。そして卒業生のみんなは、そんな社会の現実を突きつけられても自分の心を信じて突き進んでほしいね。

 

心のねじ曲がったオジさんだけど元気をもらいました。ありがとう。