同僚のえり好み

同僚、特に自分より下の人間の好き嫌いについて、ふと考えました。それは隣の部署に配属された一昨年の新入社員を見て、イライラするから。その前の年の新入社員に対してはそんなこと無かったのに、この違いは何なんだろうな?と考えたのがきっかけでした。

 

よく考えると、何年かに一人づつくらい。主に後輩、時々先輩で許せないタイプの人が現れて、どうも自分の評価の中では彼らの価値観が引っかかっているようだと気付きました。

 

その価値観というのはひと言で言うと、他人のふんどしで相撲を取ること。でもちょっとニュアンスは違って、私のことを利用して成果を出すタイプの後輩のことは許容できて来たので、踊らされることが嫌な訳ではなくて、お手軽な成果を要求するタイプでなおかつ仕事を通して本人に成長する気持ちがないと見捨てたくなるようです。

 

この中にもわずかな違いで2種類のタイプがいます。経験不足で自分の成長の必要性に気付けていないタイプの人と、人には甘えるものだと教わって育ち、それ以外の人の使い方を知らないタイプの人がいます。これ、後者が中々厄介で、消費者気質をこじらせてしまって何も学べないでいるケースの人がいて、この場合は本当に学習機会が提供できないまま終わることが多いです。ここで言う消費者気質というのは、人から教わることはその効能とかアウトプットが最初から本人に把握できていて、意義を理解させてもらえないと頑張れない、つまりコストである自分の時間や労力をかけられないという習慣が身に付いてしまっている気質のことをいいます。

 

多少の無駄は学びには不可欠だと思えている人には、教えてあげられるし、その人の失敗をカバーしてあげたいと思うけど、消費者気質の人は、失敗した時に教えてもらった通りにやったのに失敗して教えた人の教え方が悪くてむかつく的なところに落ちていきます。これでは永遠に彼らの学びは発動しないのです。

 

本当に嫌いという訳ではなく、私はそういうタイプの人とは関わらないようにしている。過去の経験から、私の見る世界にはそういうバイアスが掛かっており、それは必要なバイアスだと思っているということです。そのオーラを感じ取らずに、今日も私の何かに依存しようと近づいてくる彼らに対して、私はイライラしているんですね。

 

彼女のおかげで気付けましたね。